1. はじめに:資産形成の裏にある「巨大なマイナス」

こんにちは、ユニマネ!のkaiです。

このブログでは「2026年に資産150万円を目指す」「新NISAでオルカンを買う」といった、資産を「プラス」にする話ばかりをしてきました。 しかし、今日は今まで触れてこなかった、私の資産状況の「裏側(マイナス)について告白しなければなりません。

実は私、毎月12万円の借金をしています。

そう、「奨学金」です。 私は現在、日本学生支援機構の奨学金を借りて大学に通っています。

世の中には「奨学金のおかげで大学に行ける」という感謝の声がある一方で、「卒業後の返済が辛すぎる」という悲鳴も溢れています。 今回は、当事者である19歳の大学生として、そして、お金と真剣に向き合う一人の大学生として、この「奨学金」という仕組みのリアルな恐怖と、私なりの「出口戦略」について、数字を交えてお話しします。

2. 僕の奨学金スペック(フル装備の借金)

まず、私が借りている奨学金の内容を公開します。 正直、かなりヘビーな内容です。

  • 種類: 第二種奨学金(有利子)
  • 金額: 月額120,000円(ほぼ満額)
  • 保証: 人的保証(連帯保証人:父 / 保証人:叔父)
  • 貸与総額(予定): 576万円 + 利子

投資や家計管理に詳しい方なら、このスペックを見てゾッとしたかもしれません。 「第二種(利子あり)」で、「月12万円」という高額設定。 さらに、「人的保証」なので、もし私が返せなければ親や親戚に迷惑がかかるという、逃げ場のない契約です。

なぜ、こんなに借りてしまったのか?
正直に言うと、私自身はここまで必要ないと思っていました。学費と生活費を計算しても、明らかにオーバーしています。 しかし、入学手続きの際、両親(特に心配性の親)からこう言われました。

「大学生活、何があるか分からないから、借りられる上限まで借りておきなさい。使わなければ返せばいいんだから」

この「とりあえず満額」という判断。 これが、多くの大学生を狂わせる最初のボタンの掛け違いだと、今の私は痛感しています。

3. 「毎月12万円」が振り込まれる異常な感覚

毎月決まった日に、口座に「120,000」という数字が増える。 本来、これは「将来の自分からの前借り(借金)」であり、1円たりとも自分の収入ではありません。

しかし、人間とは恐ろしいもので、毎月振り込まれていると、次第にそれが「給料(不労所得)」のように錯覚してくるのです。

私の周りにも、奨学金を受給している友人が何人もいます。 彼らの中には、明らかに金銭感覚がバグってしまっている人がいます。

  • 奨学金が入った日に、最新のiPhoneを分割なしで買う。
  • 「今月は余裕あるから」と、高級焼肉に行ったり旅行に行ったりする。
  • ブランドのバッグや服を買い漁る。

彼らに悪気はありません。「口座にお金があるから使う」。ただそれだけです。 ですが、私はそれを見るたびに、背筋が凍る思いがします。

「それ、君のお金じゃないよ。利子をつけて返す、銀行のお金だよ」

彼らが食べている焼肉は、将来の彼らが汗水垂らして働く給料から支払われます。 「消費(浪費)」のために借金をする。 投資の世界では絶対にやってはいけない「最悪の借金」を、大学生は無自覚にやってのけてしまうのです。

4. 卒業時に背負う「576万円」の重み

このまま月12万円を4年間借り続けると、どうなるのか。

元本だけで576万円。 これに、第二種の「利子」が乗っかります。 仮に利率が0.5%〜1.0%程度だとしても、返済総額はさらに膨れ上がります。

576万円という借金。 これは、地方であれば中古の戸建てが買える金額です。高級車なら新車で買えます。 大学を卒業した瞬間、新社会人としてのスタートラインに立つと同時に、「高級外車1台分のローン」が背中にドスンと乗っかるわけです。

これが、将来のライフプランにどれほどの影響を与えるか想像できますか?

  • 結婚: パートナーに数百万円の借金があると伝えた時、相手(や相手の親)はどう思うか。
  • 住宅ローン: 奨学金の返済比率が圧迫し、マイホームの審査に落ちる、あるいは借入額が減らされる可能性がある。
  • 投資: 毎月の返済で手元の資金(入金力)が削られ、その分だけ複利の効果を得られなくなってしまいます。

「とりあえず借りておけば?」という軽い言葉の代償としては、あまりにも重すぎるハンデキャップです。

5. 「人的保証」という親への人質

さらに私の場合、機関保証(保証料を払って保証会社を入れる)ではなく、「人的保証」を選択しています。 これも親の意向でした。「保証料(月数千円)を引かれるのがもったいない」という理由です。

気持ちは分かります。私も無駄な手数料は大嫌いです。 しかし、人的保証には「心理的な鎖」が伴います。

もし僕が就職に失敗したり、病気で働けなくなったりして返済が滞れば、連帯保証人である父、そして保証人である叔父に請求がいきます。 「絶対に破産できない」「親族に迷惑をかけられない」 このプレッシャーは、社会に出た後の「挑戦」や「リスクテイク」を躊躇させる鎖になりかねません。

6. Kai流・奨学金の「出口戦略」

借りてしまったものは仕方がありません。 今から嘆いても契約は消えません。 重要なのは、「どうやって傷を最小限にして終わらせるか」です。

私は現在、以下の「鉄の掟」を自分に課して奨学金を管理しています。

① 「使わない」という強い意志
まず、親の言う通り「不安だから満額借りている」だけで、生活費自体はバイト代で賄えています。 なので、振り込まれた奨学金のうち、学費として引き落とされる分以外には、絶対に手を付けません。 別口座(貯蓄用口座)に隔離し、「最初からなかったもの」として扱っています。

② 投資には回さない(絶対に)
「金利が低いなら、S&P500で運用して利ざやを稼げばいいじゃん」 という意見もネットでは見かけます。理論上は正解かもしれません。 ですが、僕はやりません。 「借金で投資をする(レバレッジをかける)」のは、失敗した時に再起不能になるリスクがあるからです。 奨学金は「教育」のための資金であり、「投資」のための種銭ではありません。ここは堅実にいきます。

③ 卒業即・繰り上げ返済
これが最大の目標です。 大学卒業と同時に、使わずにプールしておいた余剰金を、一括で繰り上げ返済します。 そうすることで、将来支払うはずだった数十万円の「利子」をカットできます。

「毎月コツコツ返す」のが真面目なのではありません。 「無駄な利子を1円も払わない」のが、金融リテラシーの高い返し方です。

7. まとめ:これから借りる人へ

最後に、これから大学に入る人、あるいは今借りている人に伝えたいことがあります。

「奨学金」という綺麗な名前に騙されないでください。 あれは「学生ローン」です。借金です。

もちろん、家庭の経済状況でどうしても必要な場合もあります。それは恥ずべきことではありません。実際、私も家庭の経済状況から借りています。 ですが、もし「遊びたいから」「なんとなく不安だから」という理由で、必要以上の額を借りようとしているなら、全力で止めます。

「第二種(有利子)で、使いもしないお金を借りて、利子を払う」 これほど無駄なことはありません。

私は、卒業時に数百万円の借金を背負うことが確定しています。 でも、幸いなことに「知識」と「危機感」があります。

ここで宣言します。 私は、借りた奨学金(余剰分)には手を付けず、卒業と同時に叩き返して、最短ルートで自由になります。

資産150万円を目指す道のりは険しいですが、まずはこの「巨大なマイナス」と正面から向き合うことから、私の資産形成は始まっています。

当サイトの情報は個人の見解であり、投資の勧誘を目的としたものではありません。また、投資による損益について一切の責任を負いません。

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